Chromeのブックマークが
同期できない時の対処法

2021-02-27

パソコンやスマートフォンのブラウザでおなじみの「Chrome」。

Chromeにはブックマークを同期する機能があるので、複数のデバイスで同じブックマークを使えたり、スマートフォンの機種変更時にも、同期すればすぐに元のブックマークが使えて便利ですよね。

そんな便利なブックマーク同期ですが、先日、なぜかChromeのブックマークが同期してくれない事がありました。

ここでは、そんなChromeのブックマークがうまく同期できない時に、原因別に試してみたい対処法をまとめてみました。

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アカウントを確認する

Chromeのブックマークはアカウントごとに保存されています。

Googleアカウントは誰でも複数持てるので、「ブックマークが同期されない」と思っていたら、別のアカウントにログインしていた、という事も考えられます。

ブックマークが同期されない時は、まずは目当てのブックマークデータのあるアカウントかどうか、一度確認してみましょう。

もしアカウントが違っていた時は、そのアカウントからログアウトして、ブックマークのあるアカウントの方にログインすればOK。

Chromeのメニューアイコン「」をタップして、「設定」から、アカウントからログアウトしたり、ログインするアカウントを選択する事ができます。

「モバイルのブックマーク」をチェックする

スマートフォンとPCでChromeのブックマークを同期したい時、スマートフォンで作ったブックマークが見当たらない、という事もあります。

PCでブックマークを作るとブラウザ上部にある「ブックマークバー」に保存されるので、「≫」アイコンをクリックすると、全てのブックマークをすぐに一覧できますよね。

でも、スマートフォンで作ったブックマークは何処にも見当たりません。

実はChromeでは、スマートフォンで作ったブックマークは「モバイルのブックマーク」というフォルダにまとめられています。

Chromeのメニューアイコン「」をクリックして、「ブックマーク」項目にカーソルを合わせます。

すると、「ブックマークバーを表示」「ブックマークマネージャー」といった項目の下に、PCのブックマークが表示されます。ここの一番下をチェック!

よく見ると「モバイルのブックマーク」というフォルダがあります。

「モバイルのブックマーク」にカーソルを合わせると、スマートフォンで保存したブックマークを確認する事ができます。

スマートフォンのブックマークをPCでブックマークバーに表示したい時は、「ブックマークマネージャー」でコピーすればOK。

「ブックマークマネージャー」をタップすると、左側にブックマークのフォルダが表示されます。

フォルダをクリックすると、その中身が右側に表示されます。

左画面でモバイルのブックマークをクリックして、右画面で「Ctrl+A」で全部を選択、「Ctrl+C」でコピーします。

次に左画面でブックマークバーをクリック。

右側の好きな位置で「Ctrl+V」で一括ペーストできます。

ペーストするフォルダなどを間違った場合は、「Ctrl+Z」でアンドゥして戻せばOKです。

少し待つ、再起動してみる

ログインしているアカウントは間違いないし、フォルダの問題でもない。

でも、同期元のデータが、同期先に同期されない。

そんな場合は、単純に少し待ってみたり、同期先のデバイスを再起動してみると、解決する事もあるようです。

また、自動同期をオフにしている場合は、ブックマークが同期されるまでオンにしておくと、いつの間にか同期できている事もあります。

それでもChromeの
ブックマークが同期できない

今回の私の場合は、「モバイルのブックマーク」をPC上で「ブックマークマネージャー」から整理したあと、スマートフォンに同期させようと思ったのですが、なぜかうまくいきません。

アカウントは間違いないし、自動同期をオンにして待ったり、端末の再起動もしたけど、やっぱり同期されません。

そこで確認したのは、Chromeの「設定」。

実は少し前にスマートフォンからGoogleアカウントのパスワードを変更していて、PC版Chromeでは、ブックマークが未同期になっている状態でした。

まずはChromeのメニューアイコン「」をクリックして「設定」をクリック。


©Google.LLC

するとアカウント情報などが出てくるので、アカウント情報にある「同期を有効にする」ボタンをクリックして、新しいパスワードで再ログインします。

ログインできたら、再び「設定」を開いて「同期とGoogle」をクリック。

次のページで「同期する内容の管理」をクリックして「すべてを同期する」にチェックを入れるか、「同期をカスタマイズ」にチェックを入れて、同期したいデータのみをオンにします。

この時、必ずブックマークがオンになっている事を確認しましょう!

次に、同期先のスマートフォンで自動同期をオンにします。

この時、Chromeのブックマークが全て同期されるまで、自動同期をオンにしておきます。

私の場合は、1~2分で同期先スマートフォンにブックマークが同期されました。

手動で同期をかける事もできますが、なんとなく自動同期の方が確実な気がしています。

注意点としては、全てのブックマークが同期されるまで、同期元のデータ通信や同期先の自動同期をオンにしておくこと!

同期元や同期先の端末で、Chromeの同期中にデータ通信が切れるなどすると、一部のブックマークしか同期されません。

すると、その状態が最新と認識されて、次に同期した時に、逆に同期元からブックマークが消えてしまう事があります。

PCでChromeのブックマークを編集したあとは、「ブックマークマネージャー」から、ブックマークのバックアップ用HTMLファイルをエクスポートしておくと安心です。

バックアップを取得するには、Chromeのメニューアイコン「」をタップして、「ブックマーク」にカーソルを合わせて「ブックマークマネージャー」をクリックします。

「ブックマークマネージャー」のメニューアイコン「」をクリックして、「ブックマークをエクスポート」をクリック。

あとは任意の場所にファイルを保存すればOKです。

ブックマークが消えてしまった時でも、「ブックマークをインポート」からこのファイルをインポートする事で、ブックマークを復活させる事ができます。

Chromeのブックマークが
消えてしまったら

同期の手違いでブックマークが消えてしまったとき、バックアップを取ってなかった! という時は、PC上のChromeアプリの設定ファイルから、データを復元できる可能性もあります。

「C:/ユーザー/ユーザー名/AppDate/Local/Google/Chrome/User Date/Default/」という場所に、「Bookmarks」というブックマークのデータファイルと、バックアップ用の「Bookmarks.bak」というファイルがあります(OSやバージョンなどによってディレクトリ名が違う事もあります)。

2つのファイルの更新日やファイルサイズから、いつの時点のデータか、おおよそ見当がつくと思います。

まずは念のため「Bookmarks」と「Bookmarks.bak」をデスクトップなど、別の場所にコピーしておきます。※もし何か不具合があった場合に利用します。

そして、「~/Default/」内にある「Bookmarks」を削除。

「Bookmarks.bak」を「Bookmarks」にリネームすれば完了です(「.bak」を削除するだけ)。

あとはChromeを再起動して、ブックマーク内容を確認してみましょう(「Bookmarks.bak」はテキストエディタで中身を見る事もできます)。

「Bookmarks.bak」はChromeを再起動する度に更新されると言われているので、時間がたっているほど上書きされている可能性は高くなりますが、すぐに気づいた場合は、データを復元できるかも知れません。

Chromeのブックマークが
同期できない!まとめ

Chromeでブックマークが同期できない時は、

・まずはアカウントを確認
・「モバイルのブックマーク」を確認
・同期先の端末を再起動してみる
・同期元の同期がオンになっているか確認
・同期先の自動同期をオンにする

といった方法で、解決するかも知れません。

ブックマークを同期する時は、完全に同期できるまでデータ通信や自動同期をオンにしておきましょう!

同期前には、「ブックマークマネージャー」からブックマークデータをエクスポートしておくと安心です。

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